古写本『源氏物語』の触読研究について

当法人は、視覚障害者と共に古写本の仮名文字を読み日本古典文化を共有するための、挑戦的な調査研究にも力を入れております。

ここはその触読研究の紹介ページです。

「古写本『源氏物語』の触読研究」(2015~2016年度 挑戦的萌芽研究/課題番号:15K13257)

→サイトは【こちら】

■研究代表者あいさつ

視覚障害者が日本の古典文化を体感できるように、古写本『源氏物語』を素材とした実験に挑戦します。

墨字の中でも平仮名(変体仮名)で書かれた紙面を、触常者が能動的に読み取れるかどうか。

その方策を、実践的に調査研究し実現することを目指します。

触常者と視覚に障害がない見常者とのコミュニケーションをはかる意義の再認識となるでしょう。

■研究計画概要

本研究では、鎌倉時代に書写されたハーバード大学本『源氏物語』「須磨」巻の和歌を例に、

平仮名(変体仮名)で筆写された文字資料を視覚に障害を持つ触常者が触読する方法の実現と確立を目指します。

1.古写本『源氏物語「須磨」巻』を変体仮名触読シートで読解

2.『変体仮名触読字典「須磨」編』の作成と活用法の構築

3.『点字版古文学習参考書「須磨」編』の作成と学習法の確立

■触読シート1(立体コピー)

■触読シート2(立体コピー)

■平成28(2016)年度の計画

・仮名文字触読の実現

・変体仮名を習得する過程の記録と整理

・研究実践成果の報告

■研究会まとめ

・第1回「古写本『源氏物語』の触読研究会」(2015/06/14)

 於:千代田区立千代田図書館 ※記録はこちら

・第2回 「古写本『源氏物語』の触読研究(2015/10/23)

 於:京都ライトハウス ※記録はこちら

・日本盲教育史研究会 第4回総会・研究会(2015/10/24)

 於:京都府立盲学校 ※記録はこちら

 公募報告:伊藤鉄也「『源氏物語』を触って読む-700年前の写本に挑戦する-」※資料はこちら

・第3回 「古写本『源氏物語』の触読研究会」(2016/06/18)

 於:中央区立京橋区民館 ※記録はこちら

・第4回 「古写本『源氏物語』の触読研究会」(2016/012/09)

 於:国立民族学博物館 ※記録はこちら

■ジャーナル

・古写本『源氏物語』触読研究ジャーナル vol.1【詳細】(2016/3/22)

・古写本『源氏物語』触読研究ジャーナル vol.2【詳細】(2017/3/31)

■関連サイト

古写本『源氏物語』の触読研究

[たつみのいほりより](代表者ブログ)

内閣府「障害を理由とする差別の解消の推進」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です