(1)新プロジェクトの成果は、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉のホームページを通して公開する。
(2)一種類の写本を、全巻通してデータ化したものを公開する。
(3)手掛ける写本の優先順位は、まず池田本、続いて大島本、陽明本、尾州家本の順番とする。
(4)作成する翻字データは、「変体仮名翻字版」と「現行仮名版」の2種類とする。
(5)公開時の表示データは、上記(4)のデータをプログラム処理して利用に供する。
(6)公開するデータは、「文節の切れ目なし」「付加情報は非表示」で、平仮名と漢字の文字列とする。
(7)物語内容の相対的な本文の位置は、詳細な小見出しと参考文献の頁数で識別する。
(8)校訂本文も提供する。その際、大島本と校合した本文異同の注記は付けない。
(9)公開時には、さまざまな検索と表示が可能となるツールを実装し、利用者への便宜をはかる。