・2024年4月13日(土)①
②
ハーバード大学本「蜻蛉」 [変体仮名翻字版-2023]第24丁表~26丁裏
きこえ・うけ【給】八らん・川い尓八・川可う万つるへき・
あ多り尓こそ八と・於も飛/へ&飛・多万へ川ゝ/(多万へ川川)・いふ可ひ
なく・可なしき・【御】ことの・ゝち八/(のち八)・わ多くしの・【心】さし
も・な可/\/(な可な可)・ふ可さ・ま佐りてなんと・か多らふ・わさ
と・【御】くる万なと・おほしめくらして・多て万つれ・【給】へる
を・むなしくて八・いと/\於しうなん/(いと於しうなん)・いま・【一所】尓て
も・万いり・【給】へと・いへ八・志ゝうのき三/(志志うのき三)・よひいてゝ/(よひいてて)・さ八・
まいり・【給】へと・いへ八・まして・なにことを可八・きこえ
させん・さても・なをこの・【御】いみの・本とをは・
い可て可・いませ・【給】八ぬと・いへ八・なや万せ・【給】・【御】ひゝき尓/き〈次頁〉、(【御】ひひき尓)、(24オ)
————————————–
さ万/\の/(さ万さ万の)・【御】川ゝし三と母/(【御】川川し三と母)・八へめれと・えいみ
あえさせ・【給】ましき・【御】けしき尓なん・【又】・かく・ふ
可き・【御】ちきり尓て八・こもらせ・【給】てこそ八・お八しまさ
め・のこりの・【日】・いく者くなら須・なを・ひころ・まいり・
【給】へと・せむれ八・しゝうそ/(ししうそ)・阿りし・【御】さ万も・いと・
こひしう・【思】ひ・きこゆる尓・い可ならん・よに可は・
三・多て万つらん・かゝる/(かかる)・おり尓と・於もひ奈して万い
里けるくろきゝぬと母きて/(きぬと母)・ひきつくろひ多る・
か多ちも・いときよ希【也】/希$介、(いときよ介【也】)・も八・多ゝいま/(多多いま)・王れより・
可みなる・【人】も・なき尓・うち多ゆ三て・いろも・かへさり介れ八/へ〈次頁〉、(24ウ)
————————————–
う春いろなる越・もたせて・万いる・越
八せまし可八・この・三ちにそ・しのひて・いて・【給】者満
し/尓&者、者$八、△&満、(【給】尓満し、【給】八満し)・【人】しれす・【心】よせ・きこゑしものをなと・
【思】尓もあ者れなり・【道】す可ら・なく/\なん/(なくなくなん)・きけ
る・[13]【宮】八・この・【人】・万いれりと・きこしめすも・あ八れ
なり・【女】きみ尓盤・あ万り・う多て・阿れ八・きこ江・
【給】八春・志んてん尓・於者し満して・わ多【殿】尓・
於ろさせ・【給】へり・阿り介ん・さ万なと・く八しう・と
者せ・【給】尓・飛ころ・おほしなけきし・さま・その・
よ・ない・【給】ひし・あやしき万て・ことすくなに/(25オ)
————————————–
於ほ/\と能三/(於ほ於ほと能三)・ものし・【給】て・い三しきと・おほ
す・ことをも・【人】尓・うちいて・【給】・こと八・か多く・【物】川
つみをのみ・し・【給】し・け尓や・能【給】をく・【事】も/も〈行末左〉・
【侍】らす・ゆめ尓も・かく・【心】川よき・さ万尓・於ほ
しかくらんと八・【思】・多万へすなん【侍】しなと・きこ
ゆれ八・万して/万〈判読〉&万・いとい三しう・さるへき尓て・ともか
くも・阿らましよりも・い可者可り・ものを・【思】多ちて・
さる・【水】尓・於ほゝれ介んと/(於ほほれ介んと)・於ほしやる尓・かれ越・
三つけて・せきとめ多らまし可八と・わきかへる・【心】
ち/【心】&【心】・し・【給】へと可ひなし・【御文】を・やくと・うしなひ【給】しなとに/【給】〈次頁〉、(25ウ)
————————————–
なとて・めを・多て【侍】らさりけんなと・
よひと【夜】・可多らひ・【給】尓・きこえ阿可す・かの・
【巻数】尓/【巻数】&【巻数】・かきつけ・【給】へりし・八ゝき三の/(八八き三の)・【返事】
なと越・きこゆ・なに者可りの・ものとん・【御】らん
せさりし・【人】の・むつましう・あ八れ二・於ほさるれ
八・わ可・もとに・阿れかし・あな多も・ゝて八なるへう
や八と/(もて八なるへうや八と)・の多万へと・さて・佐ふら八ん尓・川けても・【物】ゝ
三/(【物】の三)・可奈し可らんを・於もひ【給】へ八・いま・この・【御】者てなと・
すくしてと・きこゆ・万多も・万いれなと・この・【人】を
さへ・あ可春・於ほす・あ可【月】二・かへる尓・かの・【御】れうとて万うけさせ/万〈次頁〉、(26オ)
————————————–
【給】ける・くしの・者こ・ひとよろひ・こ
ろも者こ・【一】よろひ・於くりもの尓・せさせ・【給】・さ
万/\に/(さ万さ万に)・し・た万ひ多りける・こと八・於ほかり介れと・
於とろ/\しかりぬへ介れ八/(於とろ於とろしかりぬへ介れ八)・多ゝ/(多多)・この・【人】尓・於ほせ多る・
本となり介り・なに【心】も・奈く・万いりて・かゝる/(かかる)・こと
と母の・ある越・【人】八・い可ゝ/(い可可)・三ん・すゝろ尓そ/て&そ、(すすろ尓て、すすろ尓そ)・むつ可しき/き〈行末左〉・
わさ可奈と・【思】へと・い可ゝ八/(い可可八)・きこえかへさん・【右近】
と・ふ多り・しのひて・三川ゝも/(三川川も)・つれ/\なる/(つれつれなる)・万ゝ尓/(万万尓)・こま
か尓・いま免可しく・あつめ多る・【事】と母を・三ても・い三
志う・なく・さうそくもいとうる八しくしあつめ多るものともなれ八/中も〈丁末左〉、の〈次頁〉、(26ウ)」
の・ありさ万もつれ奈し川くり多らん/さ〈次頁〉、(28オ)
————————————–
2024年5月11日(土)①資料
2024年5月11日(土)②資料
2024年6月8日(土)①資料
6月1日に日比谷で開催された内容と重複するため資料の掲載なし
2024年6月8日(土)②資料
「蜻蛉」第28丁裏~31丁表
け者いは・於
のつ可ら・三へぬへき越・かく/か〈墨ヨゴレ〉・於八しまし多る尓
川遣ても・かなしう・い三しき/三$〈ママ〉、〈墨ヨゴレ〉・ことを・か三しも
の【人】/も〈行末左〉・川とひて・なきさ八く・本とを・きゝ/(きき)・【給】へ八・
【御】ともに・くして・うせ多る・【人】や・ある・なを・阿り介ん
を・多し可に・いへ・【我】を・ゝろ可なりと/な〈ママ〉、(をろ可なりと)・於ほして・
そむき・【給】・こと八・よも阿らしとなん・【思】・い可やう
なる・多ち万ち尓・いひしらぬ・こと・阿りて可
さる王さはし多万者ん・われなん・え・す万しき
と・の多万へ八・いと/\於しく/(いと於しく)・され八よと・わつら八しくて/くて〈丁末左〉、(28ウ)
————————————–
於の川可ら・きこしめしけん・もとより・於ほす・さ
万奈らて・をいゝて/(をいいて)・【給】へる/る〈ママ〉・【人】の・【世】八なれ多る/せ八&【世】八・
【御】す万井の・【後】八・い川と奈く・【物】を能三・於ほ須
めりし可と・かく・多万さ可にも・於八し万すを・ま
ち・きこえさせ・【給】尓・もとより乃・【御身】の・なけきを
さへ・なくさ免・【給】川ゝ/(【給】川川)・【心】能と可なる・さ満尓て・
とき/\も/(ときときも)・三・多て万川らせ・【給】へき・やう尓・い川
志可との三・ことに・いてゝ八/(いてて八)・の【給】八せね八と・於ほ
しわ多るめりし越・その・【御】本い・可なうへき・
さ万に・うけ【給】八る・ことと母・【侍】し可八・かくて・佐ふら婦・【人】とも毛/毛〈丁末左〉、(29オ)
————————————–
うれしき・ことに・【思】・多まへ・いそき・かの・川く八や
万も・からくして・【心】ゆき多る・けしき尓て・
わ多らせ・【給】八ん・こと越・いとな三・【思】・【給】へりし二・【心】えぬ・
【御】せうそこ・【侍】り介る尓・この・との井なと・川
かう万川る・【物】ともゝ/(【物】ともも)・【女房】・らうか者しかんなりと/と〈行末左〉・
いまし免・於ほせらるゝ/(於ほせらるる)・ことなと・【申】て・ものゝ【心】え
す/(ものの【心】えす)・あら/\しきゐ【中人】と母のあやしき/(あらあらしき)・さま
に・とりなし・きこゆる・こととも・八へりし越・その・ゝ
ち/(のち)・ひさしく・【御】せうそこなとも/う&う・【侍】らさりしに・
【心】うき・【身】なりけりとの三・い者けなかりし・本とより/八&よ、(29ウ)
————————————–
【思】ひしる越・【人】可春尓・い可て可・みなさんとの三・
よろ川二・川可ひ/±あ〈貼紙〉、(あ川可ひ)・【給】・八ゝ【君】乃/(八八【君】乃)・【中】/\なることの/(【中中】なる)・
【人】わら者れ尓・なり者ては・い可尓・於もひな介かん
と・於毛む遣てなん・川年尓・な介き・【給】ひし・そ
の・すちより・本可尓・なにこと越可八と・【思】・多万へ・
よる尓・多へ・八へら須なん・於尓なと八・かくし・き
こゆると母・いさゝか/(いささか)・能こる/る&る・【所】・【侍】るなる越とて・
なく・さ満も・い三し希礼八・い可なる・ことに可と・
万きれ川る・【御】こゝろも/(【御】こころも)・う世て・せき阿へ【給】八春・
[15]王れ八・古ゝに/(古古に)・【身】をも・万かせ須・け所うなる・さ万尓/(30オ)
————————————–
もてなされ多る・ありさ満なれ八・於ほつ可なしと/と〈行末左〉・
於もふ・をりも・い万・ち可くて・【人】の・【心】・をくまし
う・免やすき・さまに・もてなして・ゆくすゑ・
な可く於と・【思】能と免川ゝ/(【思】能と免川川)・すくし川る越・於ろ
か尓・三なし・【給】川らんこそ・な可/\/(な可な可)・王くる・可多・
阿りけると・於ほゆれ・いま八・かく多に・い者しと・
於もへと・【又】・【人】の・き可八こそ八・あらめ・三や能・【御事】尓・
い川より・ありそめ介ん・さやうなる尓・つけて
や・いと・可多者尓・【人】の・【心】を・万と八し・【給】・三やなれ八・
つね尓・あい三・多て万つらぬ越・なけき・【身】をもうしなひ/う〈次頁〉、(30ウ)
————————————–
【給】へるとなん/つ&る・於もふ・な越・いへ・王れ
尓八・さらに・な・かくしそと・の多万へ八・多し可尓
こそ八・きゝ/(きき)・【給】て介れと・いと/\おしくて/(いとおしくて)・いと・
【心】うき・こと越・きこしめしける尓こそ八/尓=こ〈左傍記〉・ゝへな
れ/(八へなれ)・【右近】・佐ふら八ぬ・をりも・八へらぬをと・な可め
やすらひて・於の川可ら・きこしめしけん・可乃・
【宮】のうへ能・【御】可多に・しのひて・わ多らせ・【給】へり
し越・阿さましく・於毛ひ可けぬ・本とに・いりを
八しまし多りし可と・い三しき・ことを・きこえさせ・
【給】て・いてさせ・【給】尓き・所れ尓・於ち・【給】弖/(31オ)
2024年7月13日(土)①資料
2024年7月13日(土)②資料
・2024年8月10日(土)①
・2024年8月10日(土)②
・2024年9月14日(土)
①『百人一首』
②「蜻蛉」