京都講座 2024年7月ー

 

 

 


第25回 2024年12月21日(土)

尾州家河内本「桐壺」の第1回と第5回の公開資料は、〈朱点〉の箇所の表記が統一されていませんでした。再点検をして、後日正しい[変体仮名翻字版-2023]の表記にした補訂版をアップします。

あ者礼なり/±〈朱点〉・やもめす三なれと/±〈朱点右〉・【人】/±〈朱点〉・日とり能・【御】
かしつき尓/つ±〈朱点削〉・と可くつくろひ多てゝ/±〈朱点〉、つ±〈朱点〉、(多てて)・めやすき/±〈朱点〉・
本と尓てすくし多まへるを/す±〈朱点〉・く礼や三尓て/±〈朱点〉・
ナシ・ふしゝつみ/(ふししつみ)・多まへる・本と尓/±〈朱点〉・具さも/±〈朱点〉・堂可く/±〈朱点〉・なり・乃王
起尓/±〈朱点〉、△&王・いとゝ/±〈朱点〉、(いとと)・あれ多流/±〈朱点〉・【心地】・して・【月】可遣八可りそ/±〈朱点〉・やへ
むくら尓も/±〈朱点〉・さ八ら春/±〈朱点〉・佐しいり多流/±〈朱点〉・三那三をもて尓/±〈朱点右〉・
於ろして/±〈朱点〉・八ゝ【君】毛/±〈朱点〉、(八八【君】毛)・ナシ・ナシ・とみ尓/±〈朱点〉・ナシ・【物】も/±〈朱点〉・江いひやり多ま
八春/±〈朱点〉〈241123_ここまで確認〉・いまゝて/±〈朱点右〉、(いままて)・とゝまり/±〈朱点〉、(ととまり)・【侍】可・いと/±〈朱点〉・うきを・可ゝ類/±〈朱点〉、(可可類)・【御】
つ可ひ乃/±〈朱点〉・よもき乃・徒ゆ・王遣いり・【給】尓・つ希ても/±〈朱点〉・
いと/±〈朱点〉・八つ可しうなんとて/±〈朱点〉・遣尓/±〈朱点〉・江・堂ふましう・ない/±〈朱点〉・多
まふ・まいりて八/±〈朱点右〉・いとゝ/±〈朱点〉、(いとと)・【心】くるしう/±〈朱点〉・【心】起もゝ/±〈朱点〉、(【心】起もも)・つくるやう尓なんと/±〈朱点〉、や〈次頁〉、(8オ)
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【内侍】乃すけ乃/±〈朱点〉・そうし/=【奏】・【給】しを・ナシ・【物】/±〈朱点〉・於も
ふ・堂まへ・しらぬ・【心地】尓も/±〈朱点〉・け尓こそ/±〈朱点〉・いとしのひ可た
う/±〈朱点〉、し±〈朱点〉・八へり遣れとて・やゝ/±〈朱点〉、(やや)・堂めらひて/±〈朱点〉・於ほせこと/±〈朱点〉・つ多
辺・起こゆ・し八し八/±〈朱点右〉・ゆめ可と乃三/±〈朱点〉・多とられしを/±〈朱点〉・やう/\/±〈朱点〉、(やうやう)・
【思】し徒まる尓し毛/±〈朱点〉・さむへき/±〈朱点〉・よ・那く・堂へ可多き八・
い可尓/±〈朱点〉・すへき・わさ尓可とも・とひあ者春へき/±〈朱点〉・【人】多尓・那
起を・ナシ・新のひて/±〈朱点〉・まいり・【給】て・可ひなき/±〈朱点〉・【御物】可多りを
多尓と那ん・わ可【宮】能/±〈朱点〉・いと・於ほつ可なく/±〈朱点〉・徒ゆ遣き・
な可尓・春くし・多まふらんも・【心】くるしう/±〈朱点〉・於本さ
類ゝを/±〈朱点〉、(於本さ類類を)・とく/±〈朱点〉・まいり・ナシ・堂まへなと・八可/\しう毛/±〈朱点〉、(八可八可しう毛)・乃
堂ま者勢やら春/±〈朱点〉・む世可へら勢/±〈朱点〉・【給】川ゝ/(【給】川川)・かつ八/(8ウ)
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一丁落丁(『源氏物語大成』一二頁11行~一三頁10行の左記本文に該当)
「人も心よはくみたてまつるらむ……(中略)……おほしいそくめくれはことはり」
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尓/(落丁部語尾)・可那しう/±〈朱点〉・【見】・多てまつり・八へる那と・ナシ・うち/\尓/±〈朱点〉、(うちうち尓)・おも
ひ・堂まふる・佐まを・そうし/±〈朱点〉・【給】へ・ゆゝしき/±〈朱点右〉、(ゆゆしき)・【身】
尓も・者へれ八・かくて/±〈朱点〉・於八しま春も/±〈朱点〉・いま/\しう/±〈朱点〉、(いまいましう)・
か堂し遣那くなんと/±〈朱点〉・乃多まふ/±〈朱点〉・【宮】八/±〈朱点右〉、=源・於ほと乃
こもり尓介り・【見】/±〈朱点右〉、△〈削〉【見】、【見】=【見】〈削〉・多て万つりて・【御】ありさまも/±〈朱点〉・く
八しく/±〈朱点〉・そうし/±〈朱点〉・八へら万本しきを・まち/±〈朱点〉・於八し
ますらん尓・【夜】/±〈朱点〉・ふけ・【侍】ぬへしと・いそく/±〈朱点〉・ゝれま
とふ/±〈朱点右〉、(くれまとふ)・【心】乃/±〈朱点〉、〈朱合点〉・や三も可多へ/へ=△〈削〉エ、可±〈朱点〉・ナシ・八るく八可りなん・いときこ
江万本しう/±〈朱点〉、き±〈朱点〉・【侍】を/±〈朱点〉・【御】わ多くし尓も/±〈朱点〉・【心】乃と可尓/±〈朱点〉・
万可て/±〈朱点〉・【給】へ・としころう礼しく/±〈朱点右〉、う±〈朱点〉・於も多ゝしき/±〈朱点〉、(於も多多しき)・
ナシ・徒いて尓ての三/±〈朱点〉・多ちより/±〈朱点〉・多まひし【物】を・かゝる/±〈朱点〉、(かかる)、(9オ)
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御つ可ひ尓て・【見】/±〈朱点〉、み〈削〉【見】・多てまつる可・かへ春/\/±〈朱点〉、(かへ春かへ春)・徒れな
き/±〈朱点〉・いのち尓も・【侍】可那・むまれし/±〈朱点右〉・【時】より・於もふ/±〈朱点〉・
【心】・ありし・【人】尓て・【故大納言】/±〈朱点〉、=更衣父〈付箋〉・いま八と/±〈朱点〉・那るまて・
堂ゝ/±〈朱点〉、(堂堂)・古乃/±〈朱点〉・【人】の・三やつ可へ能・本い/±〈朱点〉・可なら須・と遣
さ勢/±〈朱点〉・多てまつ礼・王れ/±〈朱点〉・なくなりぬとも・くち
於しう/±〈朱点〉・ナシ・於もひく徒をるなと/±〈朱点〉、く=〈朱点〉・返ゝ/±〈朱点〉、(返返)・いさめを可
礼し可八/±〈朱点〉・ナシ・は可/\しく/±〈朱点〉、(は可は可しく)、く〈削〉く・う新ろ三於もふ/±〈朱点〉、も〈削〉う、(も新ろ三於もふ)・【人】・なき・万
しらひ八・な可/\なるへき/±〈朱点〉、(な可な可なるへき)・【事】と・【思】・【給】へ那可ら・
堂ゝ/±〈朱点〉、(堂堂)・か乃/±〈朱点〉・ゆい古んを/=遺言・多可へしと八可里尓/±〈朱点〉・い多し
多て/±〈朱点〉、し〈行末左〉・【侍】しを・み尓/±〈朱点〉・阿まるまて乃・【御心】さし能
よ路つ尓・可たし希なき尓/±〈朱点〉、た=〈朱点右〉・【人】遣那き八ちを/±〈朱点〉、き=〈朱点〉、(9ウ)
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かくしつゝ/±〈朱点〉、(かくしつつ)・ましらひ多まふめりしを【人】乃そね
三ふ可く徒もりやす可らぬ【事】於本くなりそひ弖/±〈朱点〉、【人】±〈朱点〉、乃+【御】、徒±〈朱点〉、や±〈朱点〉、於±〈朱点〉、な±〈朱点〉・
ナシ・ナシ・よこさまなる/±〈朱点〉・やう尓てつ井尓/つ±〈朱点〉・かく・なり・
【侍】ぬ礼八・かへりて八/±〈朱点〉・つらくなん・かし古き/±〈朱点〉・【御心】八
へ越も・於もひ/±〈朱点〉、も$〈朱点削〉・堂万へら礼・【侍】と・いひも/±〈朱点〉・やら春・む
世可へり/±〈朱点〉・【給】・本と尓・い多う/±〈朱点〉・ふ遣ぬ・うへも/±〈朱点右〉・志可なん/±〈朱点〉・
わ可/±〈朱点〉・【御心】な可ら/±〈朱点〉・あやしくあや尓く尓/±〈朱点〉、後あ±〈朱点〉・【人】め/±〈朱点〉・於とろ
く八可り・於本さ礼し毛/±〈朱点〉・かく/±〈朱点〉・な可ゝるましきな
里遣りと/±〈朱点〉、(な可可るましき)・ナシ・いま八/±〈朱点〉・徒ら可里ける/±〈朱点〉・【人】乃・ちきりに
なん・【世】尓/±〈朱点右〉・いさゝ可も/(いささ可も)・【人】乃・【心】・ま遣多流/±〈朱点〉、遣=〈朱点2左下〉・【事】八・とゝ
めしと/±〈朱点〉、し=〈朱点左〉、と=〈朱点左〉、(ととめしと)・於もひしを/+〈朱点〉・堂ゝ/±〈朱点〉、(堂堂)・古乃/±〈朱点〉・【人】乃・ゆへ尓て・あま堂乃/±〈朱点〉、堂〈次頁〉、(10オ)
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さ累ましき・【人】乃・うら三を・於ひし/±〈朱点〉・
八て/\八/±〈朱点〉、(八て八て八)・かう/±〈朱点〉・ゝちすてら礼弖/±〈朱点〉、(うちすてら礼弖)・【心】/±〈朱点〉・於さめん/な〈判読〉&さ、(於なめん)・可多
乃・那き・まゝ尓いとゝ【人】王ろく可たく那尓/い±〈朱点〉、可±〈朱点〉、(まま尓)、(いとと)・なり
【侍】も・ナシ・ナシ・さきのよ/±〈朱点〉・ゆ可しうなんと・うち可へしつゝ/±〈朱点〉、(うち可へしつつ)・
志本多れ可ち尓の三/±〈朱点〉・於八しますと可多里て/±〈朱点〉、可±〈朱点〉・
つきせ寸/±〈朱点〉・なく/\/±〈朱点〉、(なくなく)・【夜】/±〈朱点〉・い多う・ふ遣ぬ礼八・こよひ/±〈朱点〉・
すくさ春・【御】可へり/±〈朱点〉・そう世むと/±〈朱点〉、=奏・いそき/±〈朱点〉・まいる・
【月】八/±〈朱点右〉・いり可多の・ナシ・ナシ・そら・起よう・す三わ多れる尓/±〈朱点〉・
【風】/±〈朱点〉・いとすゝしう/す±〈朱点〉、(すすしう)・ふきて・くさむら乃/±〈朱点〉・むしの・
ナシ・こゑ/\/(こゑこゑ)・もよ本し可本なるも/±〈朱点〉・ナシ・いと/±〈朱点〉・多ち八那連可多
き・【草】乃/±〈朱点〉・もとなり/(10ウ)
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