第1回(通算39回)2026年2月28日(土)
■相愛大学本「藤裏葉(断簡)」(今回:第1丁表~第2丁裏まで)
[変体仮名翻字版] (翻字:辻 義孝/確認:伊藤鉄也)
・翻字データの中にある付加情報(/)の記号について
傍書(=)、 ミセケチ($)、 ナゾリ(&)、
補入記号有(+)、補入記号無(±)、 和歌の始発部( 「 )・末尾( 」 )、
底本陽明文庫本の語句が当該本にない場合(ナシ) 、 翻字不可・不明(△)
※「宇(う)」が特徴的な字形となっている。
※「【見】」に「三」を使う傾向がある。(ハーバード本「蜻蛉」と同様)
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奈/[330723]ココカラ残存・三る・【人】可らや・【色】毛・ますらん」・つき/\/(つきつき)・す
む奈可礼堂免礼と・ゑ日の・満きれ尓・八可/\し
可ら弖/(八可八可し可ら弖)・古れよ里/〈墨ヨゴレ〉・まさらす・【七日】乃・【夜】・ゆふ
川くよ・可遣・本乃可奈る尓・い遣乃・可ゝ三/(可可三)・のと可
尓・す三王堂れり三累尓・ま堂・本能可奈る・古
すゑと毛・さ宇/\しき/(さ宇さ宇しき)・ころ奈る尓・い堂宇・遣し
き者三・よこ堂者れる・ま川の・こち堂き・本と
尓八・あらぬ尓・可ゝれる/(可可れる)・者那の・さま・よのつ祢
奈らす・を毛しろ新・れいの・【弁少将】・こゑ・いと・
那つ可新う弖・あし可き越・う堂ふ・をとゝ/(をとと)、(1オ)
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遣や介く毛・川可宇ま川累もの可奈と・
うち三堂れ・堂まひ弖・とし・へ尓介累・古乃・
いゑのと・うちく八へ・堂まへる・いと・を毛新
ろし・を可しき・本と尓・三多れ可八しき・
【御】あそひ尓弖・毛の越毛ひ・乃こらす・奈
里ぬ免り・や宇/\/(や宇や宇)・【夜】・ふ遣【行】・本と尓・
い堂宇・そらなや三・新弖・三堂り【心】ち・い
と・堂え可堂く・ま可てむ・そら毛・本と/\
新くこそ/(本と本と新くこそ)・者むへりぬへ介れと・ゝ乃井【所】/(と乃井【所】)・
ゆつ里・堂まひ弖むやと・【中将】尓・うれへ・【給】/(1ウ)
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をとゝ/(をとと)・あそむや・そ乃・【御】や春三ところ・毛
と免よ・をき那・い堂う・ゑい・すゝ身弖/(すす身弖)・
むらい奈礼八・ま可里いりぬと・い日すてゝ/(い日すてて)・
い里・堂満日ぬ・【中将】・八奈の・可遣の・堂ひ祢よ・い可
尓そや・くるしき・新るへ尓そ/そ&そ・者へるやと・乃多
まへ八・ま川尓・【契】礼るは・あ多なる・者那可八・
ゆゝしや八と弖/(ゆゆしや八と弖)・世免・【給】・【中将】八・【心】の・うちに・祢多
乃・王さやと・【思】・【所】・あれと・【人】さまの・於もふ・さま
尓・め弖堂き尓・可う毛・あ里者てなむと・
こゝろよ勢王多る/(こころよ勢王多る)・【事】奈れ八・う新ろやすく/(2オ)
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【道】日き川・をとこき三は・ゆ免可と・於ほえ・
【給】尓毛・【我】・三・いとゝ/(いとと)・八川可新うそ・於ほえ・【給】遣む
か新・をむ奈八・伊と・者川可しと・於もひし三
て・毛乃し・堂まふ毛・祢日満される・【御】【有】さ
ま・いとゝ/(いとと)・あ可ぬ・ところ・奈く・めや春新・よ
乃・堂免し尓毛・奈里ぬへ可里川累・三越・【心】毛
て古楚・可う満弖・於ほしゆるさ累免れ・あ八
礼を・し里・堂ま者ぬ毛・さま・ことなる・王さ可
奈ゝと/(王さ可奈奈と)・宇ら三・き古え・【給】・【少将】の・すゝ三い多し
川る/(すす三い多し川る)・あし可き乃・於もゝき八/(於ももき八)・三ゝ/(三三)・とゝ免/(とと免)・堂まひ川や/ま〈次頁〉、(2ウ)
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