『源氏物語』古注釈データべース作成要領(’03)・4 |
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【11月18日の仕事】 準備段階において、マニュアルを改訂した(木)。次にDB化する「蛍」の、行番号(エクセル) (新)、頭注 (テキスト)(丸)、傍注(エクセル)(木)を入力した。また、HPのトップページと 作成要領(’03)・3を作った。 1.「作成要領(’03)・3」をもとに討議した。 ※後日、HPのトップページと作成要領をWeb上にアップロードした(大)。 以下、「作成要領(’03)・3」を補足するかたちで討議の内容を記した。 【今回(2月3日)までの宿題】 1.作成マニュアルの改訂(木) 2.DBの作成・「蛍」 (1)翻刻/入力 …頭注(丸)、『引歌索引』(新) (2)校正 …本文(木)、頭注(新)、傍注(丸)、『引歌索引』(丸) (3)変換(テキスト) …本文(木)、頭注(丸)、傍注(木) (4)HTMLタグ …本文(木)、頭注(木)、傍注(木) 3.分担表の作成 (1)エクセル・HTML(木) 4.HP更新データの作成 (1)表紙・作成要領(木) 【今回(2月3日)の議題・問題点】 1.本年度の成果 …毎回の作業である、HPトップページの作成、作成要領の提出、それらのアップロードは 省いた。 (1)DBの作成「蛍」 (a)翻刻/入力 …本文(新)、頭注(丸)、傍注(木)、『引歌索引』(新)、巻丁番号(新)、行番号(新) (b)校正 …本文(木)、頭注(新)、傍注(丸)、『引歌索引』(丸) (c)変換(テキスト) …本文(木)、頭注(丸)、傍注(木) (d)HTMLタグ …本文(木) (2)DBの作成・画像 (a)撮影(新)(丸)(木) …「桐壷」「浮舟」「若紫」「夕顔」「葵」 (b)処理(木) …「桐壷」「浮舟」「若紫」「夕顔」「葵」 (c)HTML(木) …「桐壷」「浮舟」「若紫」 ※うち「若紫」21丁裏、要撮り直し。 (3)マニュアル (a)作成(木) (b)校正(新)(丸) 2.本年度の反省 (1)作業全体の遅れ …スケジュールを殆ど立てなかったために、DBやマニュアルの作成が遅れた。 →来年度のスケジュールを立てる。 …従来の方法では1年間に2巻のDB化が可能であったが、新規事業の開始により作業工 程や所要時間が大きく変わるはずである。どのように進行するか。 (委託、現行DBへの『河海抄』『花鳥余情』データ追加、『伊勢物語』DB) (2)撮影の遅れ …撮影場所が確保できないため、途絶している。 →充分な広さ、明るさをもった新しい撮影場所を見付ける。 (3)作成マニュアルの再検討→【作成マニュアルの問題点】11以降へ …委託を開始するにあたって、作成マニュアル、特に入力方法については再検討すべきである。 【前回(11月18日)までの議題・問題点】※更新した部分には◎を付けた。 1.今後の方針 (1)新規参加者について (2)マニュアル →10月をめどに完成させ、実用は来年度からとする(伊)。 (新)と(丸)に、DBを作りながらマニュアルを検証してもらう(木)。 ◎→校正済み。 (3)前年度DBの改善 (a)『河海抄』の追加 …XMLのみ →『河海抄』と『花鳥余情』の翻刻について、龍門文庫に交渉してみる(新)。 (b)『源氏物語湖月鈔』版本の画像追加 →(版本撮影スケジュール) 6月17日「桐壷」「浮舟」(「若紫」は後に撮り直し) 7月14日「若紫」「夕顔」「葵」 (9月16日 撮影ナシ) ◎(11月18日 撮影ナシ) →画像の取り込みにスキャナーを使うか(伊)。 A4のスキャナーだと版本の片面しか取り込めないので、今までどおりデジタル・ カメラにする。 →マイクロフィルムがあればプリントできる(新)。 版本を縮小コピーしてスキャナーで取り込むと早いか(新)。 現在は画像の質の良いDBが多いので、こちらもなるべくカラーで公開したい(木)。 →(写真撮影の問題点)(木) ・日が落ちると部屋が暗くなり、写真に陰影がついてしまう。今のペースだと1日に2 巻が限度(3巻目の画像は使えない場合がある)。 ・撮影に時間がとられ、討議が不十分になる。 →9月16日の撮影は中止にした。 (c)HPトップページに『湖月抄』の文字追加 …表記としては「鈔」よりも「抄」がポピュラーなので、検索エンジンにかかりやすい(新)。 →今までは『源氏物語湖月鈔』という記載もなかったので、「湖月抄」とともに新たに書 き加えた(木)。 ◎(4)『伊勢物語』DB…来年度から作成 (a)分担 …入力(丸)、タグ付け(木) 【作成マニュアルの問題点】※前年度2月20日より継続。 1.[入力の凡例]書名表記 …複雑すぎるか(新)。 →既出の書名をすべて例示することで解決する(丸)。 2.[一、『湖月鈔』本文]3(1)準備…巻丁番号の作成 …複雑なので、ツール化する(木)。 3.[五、HTMLタグ] …タグは手書きよりもソフトに頼った方が手順が単純化できるのでは(伊)。 →ソフトを使用するとデータの容量が大きくなる(木)。 いずれ高速通信が普及するので心配ない(伊)。 4.[五、HTMLタグ]○HTML版の仕上げ1(2)(b) …フレームの巻名は決まり字方式にする(その巻が特定できるところまで)(伊)。 5.[五、HTMLタグ]○HTML版の仕上げ2 …これは管理者側の仕事なので、マニュアルに載せなくてもよいか(伊)。 →管理者側の仕事も記すことで、新しくDBを構築する人の役に立つ(木)。 6.文節番号 …将来的には本DBを古典総合DBの一部とすることを想定して、総番号を組み込む(伊)。 …本DBは、まず文節で区切られた本文があり、その各文節本文に該当の注釈が付属してい る、という構造になっている。もし総番号を採用するならば、今の文節番号と取り替える だけでよい。 ◎7.文体 …文章だと理解しづらいので、動作を箇条書きに改めた。 ◎8.[一、『湖月鈔』本文]校正 …本文(エクセル)をテキスト形式で書き出して校正すると、文節の区切れの位置がチェッ クできない。 ◎9.[三、『湖月鈔』傍注]入力 …1字空けを示す「_」を用いる場合・用いない場合が曖昧である。 ◎10.[五、HTMLタグ][六、XMLタグ] …この手順は委託しなくともよいか。 →ひとまずは保留とする。 ◎11.[入力の凡例]漢字表記 …「華厳」の「華」など、固有名詞に含まれる漢字は当用漢字に改めない、という例外を設 けるか。しかし既に「桐壷」「恵慶」など改めたものもある。 ◎12.[二、『源氏物語湖月鈔』頭注][五、HTMLタグ]頭注のタグの作り方 ※本文と頭注《見出し語・注釈》の丁数一致について (1)翻刻・入力段階の操作 (頭注テキストファイル) …底本において、1組の見出し語と注釈が複数の丁に別れている場合(スペースの都合で 1丁に収まりきらず、次の丁に入っているものなど)、見出し語と同じ丁に注釈のデー タもまとめて入力する。 (2)HTMLファイル動作確認段階の操作 ※動作確認=ブラウザ上で本文の巻丁番号をクリックし、該当丁の頭注が表示されるかを 確かめる作業。 (本文HTMLファイル《1つ》と頭注HTMLファイル《丁数分》) …1組の該当本文と頭注(見出し語・注釈)が複数の丁に別れている場合(ブラウザで同 じ丁《巻丁番号》の本文HTMLファイルと頭注HTMLファイルを表示した際に、 個々の頭注のうち該当本文のないものがある)、該当本文と同じ丁の頭注ファイルHT MLファイルに個々の頭注のデータを移動する。 …これらのルールは、まだ底本の画像を公開していない時期に、文字データのみでの分りやす さを優先して作ったものである。 頭注を移動する必要はないか(本文と頭注が同じ丁である必要はないか)? (理由・1)画像で本文や頭注の位置を確かめられる。 (理由・2)HTMLの本文はスクロールができて前後の丁も見られる。 ◎13.[二、『源氏物語湖月鈔』頭注][五、HTMLタグ]頭注のタグの作り方 ※補注の扱いについて(蛍巻、初出) …25丁裏から26丁裏にかけて記されている5つの補注(頭注・長い)の、該当本文は18 丁表、注釈(頭注・短い)は18丁裏から19丁表に載っている。 →補注は、注釈の載っている丁と該当本文の丁と両方に載せて、見出し語の後に括弧書きでお 互いの丁数と補注であると記し、「備考」にその旨載せるか。 例・25丁裏:「仏のいとうるはしき(250180補注)」 18丁表:「仏のいとうるはしき(250251補注)」 |