Yukio Mishima[1925-1970]/Vincente Ribera Cueto,Masae Yamamoto
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Vincente Ribera CuetoとMasae Yamamotoによる三島由紀夫『近代能楽集』(1956・4、新潮社)のスペイン語訳(初版)。表紙はJulio Vivas(ホリオ・ヴィヴァス)による、能面をモチーフとした画。裏表紙にも同様の画があり、目にあたる部位に内容紹介。表紙見返しに作者紹介、裏表紙見返しに出版一覧。帯に「El Mas Antiguo y el mas Moderno Teatro Japones(古く新しい日本の現代劇)」とある。表題は「六つの能劇」の意。 |
Soseki Natsume[1869-1916]/Jesús González Valles[1929-]
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Jesús González Valles(ヘスス・ゴンサレス・バリエス)による夏目漱石「吾輩は猫である」(『ホトトギス』1905・1-8)のスペイン語訳(初版)。副題の 「la vida humana vista por un gato」 は「猫から見た人間の生活」の意。 |
Yasunari Kawabata[1899-1972]/Ana M. de la Fuente
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Ana M. de la Fuente(アナ・マリア・デ・ラ・フェンテ)による川端康成「古都」(新潮社・1962)、「伊豆の踊子」(『文芸時代』1926・1-2)のスペイン語訳(初版)。1965、1968年にドイツ・ミュンヘンのCarl Hanser(カール・ハンザー)社から出版のスペイン語ペーパーバック。 |
Yasunari Kawabata[1899-1972]/Jaime Fernandez,Satur Ochoa
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Jaime Fernandez(ハイメ・フェルナンデス)とSatur Ochoa(ストゥル・オチョア)による川端康成「山の音」(『改造文芸』1949・9―『オール読物』1954・4)のスペイン語訳(初版)。1969年にドイツ・ミュンヘンのCarl Hanser(カール・ハンザー)社から出版のスペイン語ペーパーバック。 |
Takuboku Ishikawa[1886-1912]/Antonio Cabezas García[1931-]
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Antonio Cabezas García(アントニオ・カベサス・ガルシア)による石川啄木『一握の砂』(1910)のスペイン語訳(初版)。裏表紙に「手套(てぶくろ)を脱(ぬ)ぐ時」の章から一首、「新しき本を買ひ来て読む夜半(よは)の/そのたのしさも/長くわすれぬ」を引用。併せて簡単な原著者及び原著書についての紹介文を記載。 |
Yoichi Nakagawa(中河与一)[1897-1994]/Wataru Kikuchi(菊池亘)[1922-]
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Wataru Kikuchiによる中河与一「天の夕顔」(「日本評論」1938・1、新年臨時号)のスペイン語対訳書(初版)。表紙には、著者名、表題、訳者名のほか、著者の所属を記す。裏表紙、及び本編では原題を日本語で記載する。奥附には『和文西訳・天の夕顔』とある。訳題は「永遠の愛」の意。象徴的な原題に対し、物語内容から題名を導いている。 |
Murasaki Shikibu/Manuel Tabares
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Manuel Tabares(マヌエル・タバレス)による『源氏物語』のスペイン語訳(初版)。表紙は、Douglas Wright(ダグラス・ライト)による櫛で髪を梳かす女性の絵。題名の「Fugitiva」は、「逃亡する・はかない・つかのまの」の意。 |
Yoichi Nakagawa(中河与一)[1897-1994]/Wataru Kikuchi(菊池亘)[1922-]
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中河与一『天の夕顔』(「日本評論」1938・1、新年臨時号)のスペイン語対訳書。ハードカバー。表紙には夕顔の画。表題、著者、訳者をそれぞれ日西語で併記。 |
/Antonio Cabezas García[1931-]
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Antonio Cabezas García(アントニオ・カベサス・ガルシア)による『萬葉集』のスペイン語訳(初版)。表紙は兜の絵。 |
Shunsuke Tsurumi(鶴見俊輔)[1922‐]/Carmen Fierro
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鶴見俊輔による、近代日本の思想と文学に関する講義録。スペイン語による本書が初出となる。ペーパーバック。表紙に絵巻風の十二単姿の図、裏表紙に内容紹介。 |
/Jorge González de León
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Jorge González de León(ホルヘ・ゴンサレス・デ・レオン)による『今昔物語集』と和歌のスペイン語訳(初版)。1986年再版。表紙は、Raúl Herreraによる巻24-8「女、医師の家に行きて瘡を治して逃ぐる話」の挿絵の抜粋。老典薬頭が欲念する美女の姿。 |
/Antonio Cabezas García
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Antonio Cabezas García(アントニオ・カベザス・ガルシア)による『伊勢物語』のスペイン語訳。初版は1979年で、その第2版。本書はシリーズpoesía Hiperiónの17にあたる。表紙には50段の絵(嵯峨本)を用いる。 |
Saigyo/José Kozer[1940- ]
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José Kozerによる西行の和歌のスペイン語訳。1989年にMiraguano社から「Libros de los Malos Tiempos(悪しき時代の本)」第30冊目として出版。西行の和歌のスペイン語訳は本書が初である。タイトル「Espejo de la luna」は「月の鏡」の意。本書は、特に記されてはいないが、伊藤嘉夫校注『山家集』(朝日古典全書)を底本とした、William R. LaFleur『Mirror for the moon』の重訳。比較すると、106番目以降の歌の順序が入れ違っている部分もあるが、合計173首は同じ。表紙は黒で、下半分に安藤広重『江戸近郊八景之内』「玉川秋月」を用い、裏表紙にもその一部分を掲載。 |
Murasaki-shikibu/Dolors Farreny i Sistac
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Dolors Farreny i Sistac(ドロールス・ファレニ・イ・シィスタック)による『紫式部日記』のカタルーニャ語訳(初版)。表紙は、Salvador SauraとRamón Torrenteによる大写しの引き目かぎ鼻の女性の顔。 |
Soseki Natsume/Fernando Rodríguez-Izquierdo
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Fernando Rodríguez-Izquierdo(フェルナンド・ロドリゲス・イスキエルド)による『坊っちゃん』(『ホトトギス』1906・4)のスペイン語訳(初版)。表紙はEstevao Makiyamaによる。主人公が赴任先の学校の宿直室で、寝る間際に布団から飛び出したバッタに驚いている場面を描いたものである。書名の「Chiquillo」とは「子供」の意で、ローマ字表記のタイトルに、意味的な補足をしたものである。 |
Nelly Naumann[1922-2000]/Adan Kovacsics
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本書は、1996年にドイツのミュンヘンでC.H. Beckが出版したNelly Naumann『Die Mythen des alten Japan』のスペイン語訳。翻訳者はAdan Kovacsics。タイトルは「古代日本の神話」の意。表紙見返しに、Nelly Naumannの略歴、裏の見返し、巻末3頁には広告を載せる。もとのドイツ語版はハードカバーで、表紙は赤い背景に今城塚古墳出土の埴輪の写真を用いるが、本書はペーパーバックで、本文内に使用する土偶の写真をクローズアップしたものを用いる。本書には日本の地図、埴輪、土偶、土器やそのスケッチなどの白黒の写真版を96頁と97頁の間に16頁分はさむ。それは、ドイツ語版では言及している箇所におかれている。 |
/Kayoko Takagi
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Kayoko Takagi(高木香世子)による『竹取物語』のスペイン語訳。初版は1998年。本書はその第2版。表紙は十二単姿の女性。題名は「竹を切る物語」の意。UNESCOの極東シリーズの内の1冊。 |
Sei Shonagon/Iván Augusto Pinto Román[1950- ], Oswaldo Gavidia Cannon[1963- ], Hiroko Izumi Shimono[1964- ]
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Iván Augusto Pinto Román(イヴァン・アウグスト・ピント・ロマン)・ Oswaldo Gavidia Cannon(オズヴァルド・ガヴィディア・カンノン)・Hiroko Izumi Shimono(ヒロコ・イズミ・シモノ)による『枕草子』のスペイン語訳(初版)。 |
Murasaki Shikibu/Fernando Gutiérrez
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Fernando Gutiérrez(フェルナンド・グティエレス)による『源氏物語』のスペイン語訳。初版は1992年で、その第3版。表紙は、薫が大君と中の君を垣間見る場面(橋姫巻)。 |