須磨へ退居する光源氏は、二条院において紫の上と永久の別れを嘆く。
鬢の髪を掻き上げようとして、紫の上の鏡台に姿を映す光源氏。「さ
らぬ鏡の」との歌に、紫の上は柱の陰に隠れて、涙を見せまいとする。
『源氏物語別本集成 第3巻』の[121100]以下の場面に該当する。
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三月上旬の巳の日に、光源氏たちは心労の禊ぎかたがた海辺へ出向く。
罪などを移し込めた人形を船に乗せて流すのを見て、「犯せる罪のそれ
となければ」と詠んだところ、一転にわかに風が吹き空も怪しくなる。
『源氏物語別本集成 第3巻』の[125025]以下の場面に該当する。
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