桐壷院が崩御して後、右大臣方の時勢となった。桐壷帝の女御だった
麗景殿がひっそりと暮らす邸を訪れた源氏は、ありし日の昔語りに涙
し気持を慰める。時は五月二十日。橘の香がいにしえを思い出させる。
『源氏物語別本集成 第3巻』の[110221]以下の場面に該当する。
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麗景殿の女御と共に故院を回想した後、その西の対の屋に住む花散里
の所をさりげなく訪れた。花散里は麗景殿の女御の妹の三の君で、か
つて源氏が宮中で逢瀬をもった女性である。誠実さをみせる光源氏。
『源氏物語別本集成 第3巻』の[110364]以下の場面に該当する。
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